2014年12月7日日曜日

伊勢参り 新富士〜清水

今回初日は仕事だったので、三島〜新富士の行程はスキップ。

初参加のsnowyさんがいたのでちょっと心配していたけど全くの杞憂で、1日目は大変楽しく終わったようだった。うらやましかった。

二日目の朝、早起きして新富士へ向かう。待ち合わせの時間まで少し余裕があったので、昨日みんなが歩いた三島から富士へは在来線に乗ることにした。 新幹線だと一駅10分だけど、在来線だと三島、沼津、片浜、原、東田子の浦、吉原を通って25分かかる。朝早かったけどけっこうたくさん人が乗っていた。

25分とはいえ、みんなが歩いたルートを辿ってちょっとだけ歩いた気分になる。


新富士駅で朝ごはんを食べていたみんなと合流し、出発。




実は新富士は学生時代に大会でよく行っていて、奇しくもこの日は富士川緑地で全日本が開催されていた。

この風景、よく撮ったよ。橋から試合見えるかなあと思っていたけど、まだ始まる前だったのか、遠かったのか、見ることはできなかった。

住宅街が多いけど天気がいいので歩いていて気持ちいい。今日の昼ごはんはいつもより遅めだった。さくらえびのかき揚げが食べたい一心でお店を目指して空腹を我慢して歩き続けた。

お昼ごはんを食べた食堂さくら屋は車だとごく普通なんだけど、徒歩だと橋の下をくぐったり砂浜に出たりなんだか秘境っぽい場所にあるお店でおもしろかった。

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由比を出ると時折海が見えるようになってきた。


この辺りまでところどころ看板に「峠」という文字があって少しだけ嫌な予感がしていた。でも私たち東海道歩いてるわけじゃないからきっと峠を越えない道があるはず、と気づかないふりをしていたが、人が歩けそうなのは峠越えしかないということになり、薩埵峠へ。


ここで初参加のsnowyさんが驚愕の行動に出る。急な坂道をpockyさんを引っ張って登ってあげている!!さっきまでさんざん峠を越えない道はないのかとごねていたのに、他人を気遣うこの余裕!そういえば私が少し遅れていた時も振り返ってくれるのでよく目が合っていた。

正直私には他人を気遣う余裕はない。人が遅れているのが分かっても、一緒に遅れてしまうと自分が追いつける自信がないからだ。

それを自分だって余裕ないよと言いつつ優しく見守り後押ししてくれる。さすがアカデミアの道に進み教育者として歩んでいる人は違うなと思った。

昔カンフーが早稲田100キロハイクに参加したとき「全員でゴールするのが目標だった」、実際みんなを励まし励まし「全員でゴールできたのが最高だったし、全員でゴールしたことに意味があった」と言っていた。

私だってみんなでゴールしたいけど、どこまでできるかは人それぞれだし、どうしても自分の希望を押し通してみんなでゴールしたいというほどの強さもない。

みんなでゴールしよう!と言って実行する人が政治家になり、優しく見守り引き上げることができる人が教育者になる、ちゃんとぴったりの職業を選んでるんだなーと思った。

道の両脇はずっと果樹園で、ミカンをもらった。農薬を使わないから皮は汚くなるけど中身はおいしいよ!とのこと。甘さも酸味もあって疲れた体においしかった。


峠を越えると線路沿いを歩いて清水駅を目指す。下りで酷使した足に、残りの8kmほどがつらい。

この辺り、夕日スポットなのか、
撮り鉄のみなさんがたくさんいた
お寺が渋くて素敵だった

17時過ぎ、本日のゴール清水駅到着。

初めて全員でゴールできました!

さすがにみんな二日間歩き続けて疲労困憊で、高本さんが誕生日なので温泉に行きたいとリクエストをもらっていたけど、「もう部屋のお風呂でいいです」ということで、ごはんを食べに這い出すのがやっとだった。

明日に続く。
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