いつか旅に出る: 香港で世界一安いミシュラン1つ星レストランをはしごする（＋オススメレストラン）

香港でも2008年に初めてミシュランガイドが発売されて、その中に世界一安いと言われているミシュラン星付きレストランが二つある。せっかくなのではしごしてきた。

どちらも一つ星なので「その分野で特に美味しい料理」という評価。

添好運　Tim Ho Wan

ミシュラン３つ星レストランで点心を担当していたシェフが、リーズナブルな値段で提供したいと始めた店らしいです。

午後3時くらいに行ったけど満席。飲茶だから当然なのかな。観光客も多かったけど、地元の人も来ていた。

注文票
並んでいるときに記入しておく
紹介された雑誌とかが飾ってあったので、それを見て有名っぽいメニューを注文

タイで食べたヌードルチューブに似ているけどヌードルチューブのほうがおいしかった
具よりも皮がメインの食べ物っぽい

看板メニューのチャーシューメロンパン
具に味ついてるし、皮はシンプルでいいのでは、、と思ってしまうが
意外にもおいしい

飲茶

味はけっこう普通で特別感はなくてちょっと残念。ただし行ったのは中環店で、他の2店舗はミシュランの星付きだけど、実はこの店舗はミシュランは獲得してないみたいなので、もしかしたらちょっと味違うのかも。

ただ、看板メニューのチャーシューメロンパンは、「甘辛く煮たチャーシューがメロンパンの中に入っている」という料理で、それだけ聞くと本当においしいの？と思ったけど、食べてみたら甘い生地に甘辛いチャーシューが意外にもぴったりでおいしかった。この組み合わせは他では食べたことがないので一度食べる価値あると思う。

相席になった地元の女子高生っぽい二人組が鶏の足を頼んでいて、見た目かなり抵抗あったけど「とってもおいしいよ」と教えてくれた。次あったら食べたいと思っていたけど、他の店では見つけられなかった。

何洪記　Ho Hung Kee

持っていた地図が間違っていて、お店を探していろんな人に「ここに行きたい」と聞いたけど、誰もこのお店を知らなくてさんざん探し回ることになった。結局若い女の子に聞いたらOpenRiceという香港の食べログで調べてくれてたどり着けたのだけど、現地では知名度低いのかな。時間帯のせいかもしれないけど空いてたし。

とはいえ私も日本でミシュランに載ってる店なんて行ったことないしそんなもんなのかな。それにしても添好運とこうまで違うのはなんでなんだろ。でも私は何洪記のほうが好きでした。

お粥　クリーミーでめっちゃおいしかった

エビワンタン麺
一見ワンタン入ってないみたいだけど

底に入っている

個人的にはお粥が上品な味でとてもおいしかった。お粥食べにまた行きたい。

どちらも一人1000円くらいで本当に安かった。

香港のミシュラン1つ星へ行って思ったのは、ミシュランてサービスも審査されてるのかと思ったら、必ずしもそうではないんだね。香港は全体的にぶっきらぼうなサービスの店が多かったけど、添好運も何洪記もそれは同じだった。

と思ってミシュランガイドについて調べてみたら、星は純粋に味についての評価で、快適さとサービスについてはスプーンとフォークという別の指標らしい。さらにコストパフォーマンスはビブグルマンという別の指標で評価されてるようです。

ミシュランは以上で、ここからはそのほかのオススメレストラン。

金牌小籠　King's Dumpling

台湾の鼎泰豊で修行した人が開いたお店らしい（と言われて行ったけど出典見つけられなかった）ということで、湾仔店に行ってきた。

小籠包、翡翠餃子、餃子を注文

小籠包、予想の斜め上をいくおいしさ。小籠包はすごく好きで色々食べ歩いてきたけど、トップ3に入る。

翡翠餃子も、もともとあまり好きではなくてこれまで有名店のものでも「翡翠餃子食べるならもう一個小籠包を食べたい」と思っていたけど、ここのはすごくおいしかった。餃子もパリパリでおいしかった。

すごく気に入ったので、次の日にも通った。