旅も終盤にさしかかり、とうとう今晩の夜行バスでマドリッドへ向かう。サンティアゴ D.C. 最終日はバスで30分ほどのところにあるパドロンへ向かうことにした。もう巡礼の旅は終わったし、荷物はホテルに預けた。
パドロンはガイドブックではコラムに1/2ページ割かれているだけで、何かと聖ヤコブに縁のある土地らしいという情報しか分からなかった。一番有名なのはガリシア地方のトウガラシ料理、ペメント・デ・パドロンらしいが、私は辛いの食べられないのでよく分からない。
いつものようにバスターミナルからバスに乗ったのだが、動き出した途端がっしゃーんという大きな音とともにバスが止まった。バスが後ろの柱に衝突して、リアガラスが完全になくなっていた。