2014年3月12日水曜日

休日、カミーノ6日目

2014年1月1日は、大聖堂の裏手にあるオブラドイロ広場で迎えた。

0時を過ぎても広場は盛り上がっていたが、毎日早寝早起きだったし朝から歩いて疲れていた私たちは早々に引き上げた。

新年1日目の朝は寒く、冬のガリシアは9時頃まで日が昇らないし、昨晩やんでいた雨がまた降っていた。去年の元旦はちょうどアイスランドから帰って日本に着いたときで、アイスランドとは違って朝日が眩しくて、日本てなんていい国なんだろう!と思ったことを真っ暗な窓の外を見て思い出した。

けれど今日は歩かなくていい。これまで朝起きたらすぐに歩く準備を始めていたから、久々にゆっくり朝ごはんを食べた。

たまたまだったのだけど、泊まっていたホテルが共用のキッチン付きで、軒並みお店が閉まっている元日に泊まるにはちょうど良かった。いつでもお湯を沸かしてお茶を飲めるし、ごはんもちゃんと料理した温かいものが食べられた。居心地も良くて安くて最高だった。

お昼ごはんはパエリヤ

外が土砂降りの雨だったこともあって一日だらだらしていたが、夕方近くになって明日香が大聖堂へ行ってみるというのでようやく重い腰をあげて外に出た。

昨日は人でごった返していた大聖堂も今日は閑散としていて、ゆっくり見て回ることができた。大祭壇の後ろに回って聖ヤコブ(スペイン語だとサンティアゴ)の背中に抱きつくことができるのだけど、部屋も聖ヤコブも色のついた石が埋め込まれて金ぴかな現実離れした空間で、唯一聖ヤコブの背中大きいなという感触だけがやけに普通で、逆に強烈なインパクトで記憶に残った。ちょっとぽっちゃりしてた。

夜はみんな誕生日が近かったからささやかに祝った。

マッチなくて火がつけられなかった

移動距離ほぼゼロの一日だったけど、昨日までと同じくらいあっという間に終わってしまった。でもいい休日だった。

明日はまた荷物を背負う。


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